キャリコン13回試験の振り返り

どうも、キャリアグリーンの杉山(糖質制限中)です。
早いものでキャリコン13回試験も全ての日程が終了となりました。
今回はキャリアグリーンとして実技試験直前の取り組みを振り返ると共に、13回試験についての所感を述べたいと思います。

実技試験対策として2つの講座を開催

今回は実技試験(ロープレ)の対策講座として2つの取り組みを行いました。
1つが「口頭試問対策講座」もう1つが「面接模擬試験」です。
どちらも完全な試験対策講座となっており、より試験本番を意識した実践的な講座となりました。

口頭試問対策講座では、実技試験の最後に行われる口頭試問にフォーカスを当て、受験生の方に1つのケースで2度の口頭試問に挑戦してもらうという内容で実施をしました。(クライエント役は全てキャリコン資格者が担当)

1度目の口頭試問の後に振り返りを行い、再び口頭試問を行うという流れです。とにかく口頭試問への苦手意識を克服してもらうことを目的としており、いかに自己一致して回答できるかをポイントに丁寧にフィードバックを行いました。

もちろん「その場ですぐに口頭試問が上手くなる」というわけにはいきませんでしたが、後日、この講座を受けた方から「講座での自分の口頭試問の録音を何度も聞き返し、何度もフィードバックを聞き直すことで、とても勉強になりました!」というお声を頂きました。

そしてその方の口頭試問を改めて拝見したところ、以前よりも劇的に上手くなっておられたのです。それは本当に感動的で、自分ごとのようにうれしく思いました。

ただ講座を行ってみて、口頭試問については練習時期を実技試験直前ではなく、もう少し前から行う方が良いかもしれないと感じました。
試験直前になって、口頭試問の答え方を新しく覚えるというのは、人によっては難しい場合があります。勉強というのはタイミングもとても重要性だと改めて気づかせて頂きました。

それからもう1つ、実験的な試みとして「面接模擬試験」という講座も開催をしました。これは可能な限り本番の試験に沿った環境で、ロープレを行ってもらうというものです。

個室の前にクライエント役の方に立ってもらい、一緒に入室するところから模擬試験がスタート。離れた位置から試験官役の2人に見られながら、15分のロープレと5分の口頭試問に挑戦してもらうというものです。

講座の狙いは「本番の空気感や緊張感を疑似体験してもらう」ことで、試験本番の緊張に負けないメンタルを持ってもらいたいと思っておりました。

結果的にその狙いは大成功で、どの受験生からもロープレを終え、口頭試問が終わると「あ〜緊張した〜」と仰っていただけました。

面接模擬試験の様子


中には「ここまで(本番のように)やって頂けるんですね」と、キャリアグリーンの全力の模擬試験っぷりを褒めて頂く一幕もありました。(その方も本当に緊張されたそうです。)

模擬試験は「とても緊張する環境の中で、自分は一体どれくらい実力を発揮できるのか」を試してもらうのに、とても良い機会だったように思います。

同時にビデオも撮影していたので、後で緊張している自分の姿をチェックできるようにもなっていました。
自分の姿をビデオで改めて見た受験生からは「緊張しているとついつい出てしまう、自分のしぐさや癖がよく分かりました。」というお声を頂きました。

また受験生の面接内容を疑似的に採点してお渡しした「アドバイスシート」も大変喜んで頂けたようで、感謝のお言葉をたくさん頂き、こちらとしてもうれしい限りでした。

普段とは違う状況だからこその問題点に気づけたという意味では、この取り組みにも意味があったように思います。
ただこの模擬試験を運営してみて感じたのは、「リスクやコストの面でなかなか運用が難しい」ということでした。

模擬試験という性質上、1時間の枠で参加できる受験生はたったの1人。これだと1日8時間をかけても7〜8人程度の受験生しか支援することができません。

今後はどうすればもう少し効率的に実施できるかという点を課題にしたいです。

キャリコン13回試験を振り返って

13回試験については、まだ結果発表になっていないのでなんとも言えない部分もありますが、学科試験については予想通り12回試験よりも難化傾向にあったように思います。
解いてみた感覚としては「知識」と同時に「常識力」を使って解く問題が多かったように感じました。(ちなみに結果は96点。学科講師としては合格点でしょうか?)

13回試験はキャリアグリーンを立ち上げ、初めてのぞんだ受験生支援の場。きっとこの先もここが自分にとっての原点となり、忘れられない経験になっていくのだと思います。

今はひとまず、キャリアグリーンと一緒に勉強してくれた13回受験生たちがキャリコン資格者となり、笑顔で再会できる日を楽しみにしています。

まだまだ拙いキャリアグリーンに関わってくださった受験生の方々、ホルダーの皆様、本当にありがとうございました。
そしてここをスタートに、今後も末永くよろしくお願いします。