ども、杉山です。続きを読みたいというご意見を頂いたので、書いてみようと思います。
前回は会社を退職してブログ運営やライター・編集の仕事をしていたというお話でした。で、そこからブログ運営に仕事を絞っていったところでしたね。
ブログ運営の話が多くなってしまうかもしれませんが、しばしお付き合い頂ければ幸いです。
ブログ運営と聞くと、部屋にこもってパチパチとキーボードを叩いてる姿をイメージするかもしれません。
そのイメージは半分あたりで半分ハズレです。私の場合はどんどん外に出て、いわゆる「取材」をやっていきました。
ウェブで調べられるような情報だと、結局は誰でも書ける記事になっちゃうんですよね。なので自分ならではの記事を作るために外にでました。
そうすると人との出会いがあり、つながりが生まれ、それがまた仕事になっていきました。(今もそうしたいのに…コロナめ!!ちくしょう〜!!)
そんなこんなで、私は気づけばブログ運営を入り口に半分コンサルタントのような仕事をするようになっていたのです。(もう半分は雑用係!)
コンサルタントとしていろいろな会社のお悩み相談を受けるうちに、だんだんと従業員の方のキャリア相談というか、人生相談的な話を聞く機会が増えてきました。
ただ当時の私は、それらの相談に対してどうしてあげれば良いのか分かっていなかったので、今思えばずいぶん曖昧であったり、逆に解決型であったり、そんなアドバイスをしていたように思います。
それでも「話を聞いてもらえてよかった」と言って頂けることもあり、自分の中で迷いを感じながらも達成感や喜びも同時に味わっていました。
転機はラブ・ストーリーのようにやってきます。突然に。それは知り合いの社長からの1本の電話でした。
「杉山さんに会いたいと言ってる社長がいるんだけど、会ってみない?中国で会社をやってる人なんだけど。」
好奇心と偶然性だけで生きてきた私なので、断る理由が見当たるはずがありません。「はい!ぜひお願いします!」と迷わず返事をしていました。
それからトントン拍子で話が進み、私は中国の会社で働くことになったのです。
ただ唯一の気がかりは嫁と息子(2歳)の存在。嫁は仕事をしていたこともあり、私は日本と中国を行き来する生活をはじめました。
1か月の半分を日本で過ごし、もう半分を中国で過ごす。そんな生活を始めて、1年ちょっと。気づけば家庭が崩壊しかけていました。
両親とは別居していましたので、私がいない間、嫁はいわゆるシングルマザーのような状態で生活をしていました。
嫁も息子も最初は頑張って応援してくれていましたが、じょじょに家庭がおかしなことに。
嫁からのLINEが途絶えたり、息子が頻繁に熱を出すようになってきました。
ある時、私が帰国すると部屋がぐちゃぐちゃ。洗濯物はちらばり、息子のおもちゃが散乱していたのです。
いつもなら笑顔で私の帰りを迎えてくれる嫁が、そんなめちゃくちゃな状況で無言でスマホを見つめていました。
「なにかがおかしい」
本当は分かっていました。ずっと。私は見ないふりをしていたのです。
どう考えても家族がバラバラになるような働き方は間違っていました。そこには幸せもなく、未来もありませんでした。
私はその事実に気づいていながらも、自分の判断ミスを認められずにいたのです。でも荒れ果てた我が家を見て、私はようやく正気に戻ることができました。
「仕事、辞めるよ。家族みんなで一緒にいよう。」
その言葉を聞いてすぐ、嫁は涙を流しました。
中国での仕事を辞めてから、私のキャリアは宙ぶらりん。立派なキャリア迷子になっていました。
またブログ運営の仕事を再開しましたが、なんとなく以前のような熱量を持てない自分を感じていたのです。
そんな時、たまたま目に入ったのがキャリアコンサルタントの資格でした。私の好奇心と偶然性のすべてが「これだ!」と言っていました。
しかし中国での失敗もあり、私は自分の直感にやや懐疑的になってもいました。
それでも人生相談を受けた時の喜びや達成感を思い出し、私は養成講座に申し込んでみることにしたのです。
きっと私の人生は好奇心と偶然性からは逃れられないのでしょう。それが私なのだと思います。今思えば良い選択だったと思っていますしね。
それからはキャリアの勉強を深め、試験に合格して、気づけばこんなことをやっているわけです。
一緒にやっている田嶋さんは、キャリコンの養成講座で知り合った方なので本当に偶然。人生どうなるか分からないものですね。
MacBookと過ごした5年間だったのに、今回は全くMacBookの話が出てきませんでした。すみません。
中国ではWindowsを使わされていたので(超苦痛)、久しぶりにMacBookを開いたときの安心感はすごかったことを覚えています。
キャリアコンサルタントについて教えてくれたのも、説明会に申し込んだのも、キャリアグリーンを作ったのも、全てこのMacBook Airでした。
もうすぐ新しいMacBookが届きます。次のMacBookは私にどんな未来を見せてくれるのか、今からとてもワクワクしています。
願わくば、みなさんも一緒にワクワクしてもらえたらうれしいです。
ではまた。読んでくれてありがとうございました。