キャリコン15回試験の休止と今、すべきこと

ども、キャリアグリーンの杉山です。
私は東京に住んでいるので、ついに保育園が受け入れ停止になりました。

いよいよ本格的な在宅ワークに突入です。そんなわけで今日は田嶋さんとYou TubeでZoomを使って配信をしました。

今回はキャリコン受験団体である「JCDA」と「キャリアコンサルティング協議会」の違いについて話をしたんですけど…

やっぱり危惧していた通り、第15回のキャリアコンサルタント試験は休止となってしまいました。

参考 第15回キャリアコンサルタント試験の休止についてJCDA

昨日は司法試験の中止が発表になっていましたから「そうなってしまうだろうな」と想像はしていました。

ただ養成講座を終えて「さぁ受験だ!」と思っていた方は、本当に残念だと思います。そして混乱をしていると思います。

私自身、キャリアグリーンをスタートしてから試験が休止になる事態なんて全く予想していませんでした。まさかそんな日がくるなんてという思いです。

それでもやっぱり、できることをやっていくしかないと思うわけです。今日はそんなことを書きます。

転機を意味づけを変える

キャリコン試験は休止になってしまいました。この事実を変えることはできません。ただこの事実に対する意味づけならば、私たちは変えることができます。

そんなことをシュロスバーグさんやサビカスさんは教えてくれていたはずです。(もう忘れてしまっていませんよね?)

今いち度「15回試験が休止」ということについて、ご自身がどんな意味づけをしているか、考えてみるところから始めてみませんか?

もしかすると今の段階ではこんな否定的なナラティブが出てくるかもしれません。

試験休止の否定的なナラティブ
  • 7月に合格できるはずだったのに
  • 資格を取って転職するはずだったのに
  • 11月に受験しても合格できないかも
  • もう自分には合格は無理かも
  • もっと早く受験しておけば…

試験休止は明るいニュースではありませんので、こうした否定的なナラティブが描かれるのは決してダメなことではありません。

大切なのは、今自分がそうした気持ちでいるということを改めて受け止めることです。「あぁ、自分は今そう思っているんだな」ということを抱きしめてあげてほしいのです。

カウンセリングの場であれば、自分の気持ちをカウンセラーへ言語で伝えることで、自分の気持ちに気づくことができます。

ただ今はいろいろと難しいので、自分1人で内省する場合は、ぜひ紙に書いてみるということをしてください。

紙に書くと自分の気持ちを少し客観視できます。(これはナラティブでいうところの問題の外在化の入り口になります。)

否定的なナラティブは受け止めるまでに時間がかかるかもしれません。人によっては自分だけでは、受け止めることが難しい場合もあります。(そういう時はぜひご相談してくださいね)

でも時間をかけて自分の気持ちを受け止めることができたら、次はその否定的なナラティブに対して視点を変えることはできないか、そんなことを考えてほしいと思います。

試験休止の肯定的なナラティブ
  • 11月までしっかり勉強して必ず1回で合格しよう
  • 転職活動は情報収集からだけでも始めてみよう
  • 家にいる時間を有効に使って勉強しよう
  • オンラインで誰かとロープレ練習できないか働きかけてみよう

肯定的なナラティブには、目標や環境への働きかけやスモールステップのアクションが含まれているものです。

こうした視点の変更ができないか、自分の否定的なナラティブから何かを見つけてほしいと思います。

これはなにもキャリコン試験だけの話ではなくて、人生のすべてに通ずるものです。私自身も今のこの状況に不安や焦りを感じないわけではありません。

それでもそうした否定的な物語に飲み込まれず、明るく前向きにできるのは、視点を変えて、自分がやるべきことに集中しているからです。

キャリアグリーンとして集まって勉強会やロープレ会ができないなら、オンラインでやってみれば良い。「これはオンラインでいろいろなことに挑戦するチャンスかもしれない」と思っています。

だからこそ、これを読んでくださっている方も否定的な物語に支配されず、肯定的に眺める視点を持ってほしいと思います。

もちろん今の最優先事項は、コロナをこれ以上、蔓延させないこと。そのために最前線で戦う方に敬意を持ちつつ、自分のできることをしっかりやりましょう!

どうしてもツライ方は、我慢せずご相談くださいね。ではまた!