「社内副業制度」「消える単身赴任」変わる日本の働き方

どうも、ライフデザイン・カウンセラーの杉山です。
今日から7月ということで、気持ちも新たに働く人のためにブログを書いていこうと思っております。

これまでは少しカウンセラーのための内容が多かったですからね。もう少し広い人へ向けても情報を発信していこうと考えております。

私は企業の競争戦略・マーケティングが専門分野ですので、そんな観点も交えつつ「働き方」について書いていけたらいいなと思っています。

KDDIで社内副業制度がスタート

KDDIでは社内副業制度がスタートしたそうです。これは就業時間の2割を目安に自部署以外で業務できるという制度とのこと。

参考 KDDI、社内副業制度をスタート 就業時間の約2割を別業務にITmedia NEWS

制度の目的は「さまざまな業務を柔軟に経験できる場を用意することで、社員の成長や事業発展を促したい」ということなんですけど、これって以前の大企業であれば異動や転勤によって行っていたことですよね。

そういえば一時期は「社内起業家」みたいなのが流行していましたけど、あれはどうなったんでしょうか?

冷静に考えると、誰もが社内起業したら組織は大変なことになってしまいますから、そのハードルと比較すると「社内副業」はかなり気楽にスタートできそうです。

今後はもしかすると異動や転勤に変わって、こうした制度で会社理解を深めていく育成プログラムも進んでいくのかもしれません。

まずは社内副業でその業務をプレ体験してから、希望に合わせて異動するみたいな運用ができれば、職務のアンマッチも防げそうですね。

カルビー「原則テレワーク&単身赴任の解除」

私が大好きなお菓子「かっぱえびせん」を作っているカルビーでは、オフィス業務の人はテレワークを原則とし、業務に支障がない場合には単身赴任をやめて家族と同居できるようにするなど、新たな働き方を導入するそうです。

参考 カルビー 単身赴任やめ家族と同居可能に 新型コロナに対応NHK

テレワークが原則ということは、出社が例外ということになります。社員を守るためとはいえ、思い切った決断ですね。

さらには単身赴任も会社と相談の上、問題なければ解除することができるんだとか。これは本当に素晴らしい取り組みだと思います。

私も嫁と息子をおいて中国で働いていたことがあるのですが、その時は本当に心が休まることがなかったんですよね。

家族とバラバラに暮らしていると、自分がなんのために働いているのか、だんだん分からなくなっていったのはよく覚えています。

なので特段の事情がない限りは、家族は集まって暮らすほうが私は良いと思っています。でもそれが普通にできない日本ってやっぱりどうなんでしょうね。

転勤ありの大企業は51%

労働政策研究・研修機構が2017年に発表した資料では、従業員1,000人以上の企業(つまり大企業)のうち、「ほとんどが転勤の可能性がある」と回答したのは51%だそうです。

中小企業を含めた全体の数値は34%ですから、大企業の転勤はまだまだ多いのが実情ですね。

そのうち、家族帯同で転勤できている人は約4割だそうですから、転勤する人の約6割は単身赴任ということになります。

自分が住む場所や家族と一緒に暮らせるかどうかさえ、企業に委ねてしまうという働き方は、今の時代と合ってないなと感じてしまいます。

自分の人生について「自己決定権がある」と感じている人は、無いと感じている人よりも幸福度が高いというデータもあるくらいですからね。自分で決められるっていうのは、とても大切なことなんです!

私はライフデザイン・カウンセラーとして、たとえどのような状況や環境でも、自分の人生を自分で決めていく、そんな支援を行っています。

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このコロナで少しずつ日本の働き方も良い方向に変わっていくことを願っております!ではまた〜!