オンラインの反対ってなに?

どうも、カウンセラーの杉山です。

ついこの間ブログを書いたと思っていたんですけど、もうあっという間に2週間が過ぎようとしています。

時間が立つスピード速すぎませんかね?誰か私の見てない間に時計いじってない?

このスピードで歳をとっていくことに恐怖しつつ、今日はちょっとパースペクティブ(ものの見方)について書いてみようと思います。そのきっかけはこんな会話からでした。

「オンライン講座の反対語ってなんですかね?」

この問いになんて答えますか?簡単に思いつくのは「オフライン講座」ですよね。

しかしここで疑問として湧いてくるのは「ねぇ、今日はオフラインで会わない?」とか「昨日は友達とオフラインで遊んでさー」という表現に違和感があることです。

この表現が普通に使われるようになるのは「オンラインが普通・前提となっている社会」ということになります。

コロナ騒動が続いているとはいえ、まだ私たちはオンライン前提の社会を生きてませんよね。

なので、人と人が直接会うことをオフライン=インターネットに接続されていない状態と表現するのは、違和感があると思うわけです。

そんなわけでオンライン講座の反対語は、オフライン講座ではないような気がしています。(どう表現したら良いか、良いアイデアあれば教えてください。)

このように私たちは、よくよく意識しないと本来は非対称な言葉を対称(互いに釣り合いがとれている)と捉えてしまうことがあります。

カウンセリングの場面で登場するのは、ポジティブとネガティブという言葉ではないでしょうか。

ポジティブとネガティブは質的には対称のような感覚を覚えますが、量的には全く対称な言葉ではありません。

例えば、ポジティブであり続けるは難しいのに、ネガティブには簡単に陥ってしまいます。

ネガティブからポジティブに行くのはとても困難ですが、ポジティブからネガティブへ行くのは一瞬ですよね。

にもかかわらず、私たちはネガティブとポジティブをしばしば横並びで扱ってしまいます。

その犯人は誰かというと、もちろん脳です。こういう面倒な概念を処理をするのは脳が大変なので、勝手に単純化してしまうのです。

従って、このような言葉の非対称な性質には、その言葉の意味を知っているだけではなかなか気づくことができません。

しかしカウンセリングの場面ではクライエントが使っている言葉の意味や性質には、できる範囲で気を配る必要があると思っています。

クライエントが単純な二元論(辞めるor辞めない、大手orベンチャー、家庭or仕事)を示した時こそ、それを対義語と捉えるのではなく、非対称な言葉と捉えてみるのが良いのではないでしょうか。

カウンセラーがそのようなパースペクティブを用いて言葉を捉え直してあげることで、クライエントの行き詰まりを打破するきっかけになることがあります。

うーん。なんか久しぶりのブログだったので、まともなことを書いてしまいました!!

なにかの気づきになれば嬉しいです。ではまた!

P.S.
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