キャリコン実技で不合格だった私の体験談とエール

 こんにちは、キャリアグリーンの田嶋です。

 今回は私の受験生のときからの大切な友人であり、キャリアグリーンのアンバサダー(だと私は思ってる笑)の山野井愛子さんが、寄稿を書いてくださいましたー!!

 キャリアグリーンのロープレ会で愛子さんとお会いした方もいるかもしれませんが、簡単にご紹介させてください。

 愛子さんはキャリコン資格を取得してからも、多数の勉強会に参加されているとても勉強熱心なお方です。

 もちろんうちのロープレ会にも快く来てくださり、受験生の悩める気持ちに寄り添ったフィードバックをしてくださいます。

 趣味でされているというには本格的すぎる手作りのお味噌手作りパンを差し入れしてくれるチャーミングな女性です。

 そんな愛子さんが受験生のために実技試験を振り返った自身の体験談を書いてくださいました!

実技試験を振り返って

みなさん、はじめまして。山野井愛子と申します。私は再受験をし、第12回の試験で実技を合格しました。

今だからこそ、実技試験を複数回経験したこの体験は自分には必要なものだったと振り返ることができます。

もちろん1発合格がいいとは思いますが、足りない自分を知ることは得難い経験となりました。

初受験の際は…

当時、ロープレに全く自信のなかった私は、同じクラスの他、違うクラスの方との練習にも参加し、試験自体についての知識もないままに受験生同士の練習を繰り返していました。

今なら気づけることも、かつてはわかったつもりで練習していたと振り返ることができます。

きちんと力量のある方なら受験生同士であっても結果を出すことができたのでしょうが、身のほど知らずの無鉄砲では、及第点には届かないという結果になっていきました。

その上、試験前日に初めて参加したあるロープレ勉強会では、自信ではなく不安を煽る結果になりました。

その時のホルダーさんにアドバイスされたのは、自分の確立してきたスタイルの完全否定と、新たなスタイルへの変更の提案。それは無謀な賭けでしかありませんでした。

しかし他に残された道もなく、完全に自己不一致のまま試験当日の朝を迎えたのです。

試験本番ではたくさん話される相談者だったこともあり、要約もうまくいかず、事柄中心で気持ちを聴けないまま時間が過ぎていきました。

それでも口頭試問では、なんとか答えたとの自覚はありました。

しかし結果は論述の点数も思うように伸びず、面談はB評価で再受験になりました。

自分なりの分析

試験後、自分なりに分析をしてみました。

面談を振り返ってみると、やはりきちんと相談者に寄り添えずに、なんとかしなくてはとの焦りがあったと思います。

そこからは他流試合(※いろいろなロープレ勉強会)を中心に練習を進めていきました。

練習では特に男性との面談を中心に行いました。その理由は自分の弱点は男性の相談者だと感じていたからです。

また、苦い経験となった試験前日に行ったあの勉強会へは参加を止めました。

いい経験をさせていただきましたが、今後につながるとは自分で思えなかったので、そこは早めの決断をしました。

30回以上のロープレをしよう!と目標を立て、男性の方に挑んでいきました。

もちろん、人それぞれに合った勉強方法はあると思いますが、経験を積むことの大切さはよくわかりました。

多くのホルダーの方の親身なアドバイスに支えていただき、弱点を知る機会をたくさん得ました。

また、同期受験生の方々のロープレを拝見できたことも本当に勉強になりました。

いよいよ再受験に挑む

自分なりに相談者を男性に絞り込んで練習しましたが、幸いにも再受験の相談者も男性でした…笑。

私が気をつけたことは、
「きちんと事柄を聴いて状況をわからなければ、気持ちを理解することには至らない…。先ずは事柄を押さえていこう! 」(※キャリ協での受験)
ということでした。

この私なりの作戦は少し焦り気味でしたが、相談者の「異動についての思い」を再確認した際には、少し内省されて、ご本人の気持ちが込められた言葉としてお聴きできました。

おかげさまで練習の成果を少し発揮できたかなと思っています。 その甲斐あってか無事に合格することができました。

受験生の方へ

面談を振り返って思うのは…。

事柄ばかりとか、気持ちばかりとか、悩ましく思わなくても、自分の慣れたスタイルを維持しつつ、相談者と一緒に伴走していく気持ちでいきましょう。

相談者は味方です。

合格へのゴールデープは一緒に切ってくれます。

『よろしくお願いいたします』の気持ちを持ちながら、試験官と相談者を味方につけて、あなたなりの面談をコーディネートしてください。

ふるい落とす試験ではなく、仲間を増やす、集めていく試験です。

まだまだ勉強中のひよこ合格者ですが、皆さんと一緒にこれからも学びを深めてまいりたいと考えております。

さぁ、あなたのためのスタートラインは準備されています。

どうぞ楽しんで走り抜けてください。

ご自身が納得する走りをなさることが、なにより1番大事だと思います。

いつもみなさんのためにエールを送ってます。

おわりに

 いかがでしたか。愛子さんもきっと最初の不合格の際はショックだったと思います。

 それを冷静に振り返り、肯定的と捉え、新しい意味づけをしていらっしゃいます。まさにナラティブ!

 キャリアコンサルタントとして懐の深さを教えてくださいました。愛子さんありがとうございます!

 では、みなさんまたお会いしましょ~!