私はキャリアの転機をどう乗り越えたか

どうも、キャリアグリーンの杉山です。
国家資格キャリアコンサルタントの資格を得てから、ちょうど1年になろうとしています。

人生における区切りというものは、いつも思わぬ転機をともなってやってくるものですが、私もこのタイミングでいろいろとキャリア選択に悩むこととなりました。

さまざまな困難が押し寄せ、苦悩する日々の中にいても、それでもなんとか意思決定し、次に進めることになったのは、私がキャリアの専門家として学んできた知恵が役に立ったように思っています。

今日は私自身が転機と苦悩の中にいながら、どんなことを考えていたか、いくつか紹介をしておきたいと思います。

ひとりで悩まず、人に相談すること

ピンチが訪れたとき、昔の私であれば、なんとか自分1人で解決しようとしたと思います。でもキャリアについて学んでからは、素直にいろんな人に相談しようと思えました。

もちろん、相談で全てが解決するわけではありません。

それでも自分はひとりではなく、いろいろと相談を聞いてくれる人がいるということは、単純に励みになりましたし、自分の思考や行動を客観的に見る上でも、とても役に立ったと思っています。

自分を受容し、感情に行動を決めさせないこと

ピンチの時は、焦るし、落ち込むし、不安になります。
昔はそうした感情を自分でコントロールしようとしていました。

でも今は、感情というのは、ただそこにあるもので、否定したり、コントロールしたりすると返って辛くなるものだと知っています。

だから、感情をどうこうするのではなく、まずは自分の感情を受け止めることからスタートしました。心の中にマイナスの感情の居場所をつくるようにしました。

でも同時に、感情が自分の行動を決めてはならないと分かっています。だからそこは冷静に、今なずべき自分の行動はなにかをしっかりと考えるようにしていました。

やはりそれでも難しい場面は多くありました。感情に行動が支配されることもありました。

でも、そんな時は「あぁ今の行動は感情が支配していたな」と後から自分を振り返り、そんな自分も受容できるように努めていたように思います。

「転機を乗り越えられる」と自分を信じる

最も大切なのは「私が私を見捨てない」という感覚です。私は転機を乗り越える際に、最も大切にしていたのは「自信=自身」です。

ただこの自信というのは不思議なもので、とても高い日もあれば、とても低い日もありました。

自信を得ていくために必要だったのは、「他者からの言葉」と「前進を感じる行動」の2つだったように思います。

自信というのは基本的には自分の内側から湧いて出るエネルギーのように思いますが、ピンチの際は簡単に枯渇します。

そのエネルギーを補充するには、やはり他者からの信頼がとても重要でした。

特にキャリア選択という未来に対する意思決定をしていくには、直近の自分のキャリアについて、肯定的な言葉や評価をしてくれる存在は、大きなエネルギー源になってくれました。

他者から得たエネルギーを使って少しずつ前進をしていく。前進するとまた自信が出てきて、また肯定的な言葉をいただける。

そうした循環を作ることさえできれば、自分を信じ、必ず転機を乗り越えていけるのだと実感しました。

転機の意味を変える

ピンチの渦中では「どうしてこんなことになってしまったのか」「あの時、もっとああしておけば、こんなことには…」なんてことばかり考えます。

それでも私はこの転機の意味をなんとか変えることができないかと、一生懸命トライしていました。

そして私はこの転機の意味を「新しい出会いと新しいキャリアをつくるための良いきっかけ」だと思うことができるようになっていきました。(実際にそう思えることがいくつかありました。)

この意味を確信するには、もう少し進んでみる必要がありますが、これが単なる強がりではなく、私にとっての現実的な意味としてフィットしてくれるといいなと思っています。

今回はやや抽象的な話になってしまいましたが、自分がキャリアに悩む経験は久しぶりだったので、とても良い経験となりました。

そして改めて、キャリアコンサルタントの仕事にはとても価値があると確信をしている私がいます。

これからもキャリア形成支援のプロとして、さまざまな方の支援を行っていきたいと改めて実感しました。うん、これからも頑張ります!ではまた!