キャリコン試験突破の秘訣:『第1声を大切にしよう!』

 こんにちは、キャリアグリーンの田嶋です。
 今日は私が受験生のときに大変お世話になったホルダーの高木さんが、キャリアグリーン宛てに寄稿を書いてくださいましたー!!

 受験生の中にはキャリアグリーンのロープレ会で高木さんとお会いした方もいるかもしれませんが、簡単にご紹介させてください。

 高木さんは、穏やかな物言いだけど適切なアドバイスを耳に届く言葉を選択されるホルダーさんで、私と相方の杉山も大変尊敬しているお方です。

 そんな高木さんが受験生の方のために面談の突破について書いてくださいました!

 まず今回は前編として『第1声を大切にしよう!』をお送りいたします。ではどうぞ〜!

面談を突破しよう!

第1声を大切にしよう!

では、第1声とはなんでしょうか?

実技の勉強会に出席された方は、第1声という言葉を聞いたことがあると思います。今回は、この言葉が言い表していることを、少し深堀りしてみます。

第1声とは、最初の挨拶のあと「今日は、どういったことでいらっしゃいましたか?」 というカウンセラーの質問に、クライエントさんが話す、最初の1文(声)です。

第1声には、大きくいうと3種類あります。

  1. A型「上司との関係についてご相談に参りました」
  2. B型「もうどうしたらいいのかわからなくなったので、ここに来ました」
  3. C型「会社を辞めようかどうか、悩んでいます」

それぞれのタイプについての傾向と対策を考えてみたいと思います。

A型は物事を話して、感情を話していないタイプ。

その出来事をどう受け止めたか、感情を引き出すことに重心を置くと、スムースに行くかもしれません。

B型は、感情が先行していて、物事・出来事を話していないタイプ。

感情を持ったきっかけになる出来事を話してもらい、まずは感情の整理をする支援役に徹しようという態度で臨むと、スムースに行くかもしれません。

C型は、物事も、またそのことに対する感情も話しているタイプ。
物事もそれに対する感情も自分で理解していると思っているが、にもかかわらずその解決策が見当たらず不一致に困っているかもしれません。

ここでは、物事と感情のどちらに焦点をあてて進めるのがいいかと迷う人もあるかもしれません。

しかしここで迷うということはカウンセラーの自分が迷っていることにほかならず、これでは最初からクライエントさんとのラポール構築に影が差します。

ここは迷わず、感情に焦点を当てましょう。

以上が3つのパターンと、それに対する対策例です。

お分かりのようにA型とB型の場合では、その人がそれぞれの考え癖により、どちらかと言えば普段あまり考えていない側面、つまりA型には感情を、B型には物事・出来事に焦点を当てていることにご注意ください。

今回は『面談を突破しよう!』の前編として第1声を大切にしよう!について書きました。後編は『第1声の「動詞」を聞き逃さない』です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

おわりに

 はい、またまた田嶋です。いかがだったでしょうか。
 気になる続きは来週お届けしますので、お楽しみに!ではでは、またお会いしましょう!